うんどうかい

今日はウガンダ日本人会の運動会なるものに参加してきました。今年で2回目の取り組みだそうで、JICAウガンダ事務所長が会長を務める日本人会の働きかけにより実現したアットホームな運動会でした。参加者は、大使館員、JICA職員、青年海外協力隊員、あしながウガンダ(エイズ孤児の就学支援を行うNGO)のスタッフなど。子供が多いことに感心します。ウガンダ人とのハーフもたくさん。子供を持つ年代の職員さんが多いことももちろんありますが、1夫婦に3-4人など多産も目立ちます。何を隠そう、ウガンダは人口増加率世界No.1なんですと*1。fertility rateが6.8ってどういうことですか。


家族計画の問題もありますが、今日の様子を見ながら、うーん、ウガンダの女性は多産体質なのだろうか、それともウガンダのようなところで平和に暮らしていると日本人でも子供がたくさん出来るのか、はたまた育てやすい社会の仕組みがあるのか、、などとぼんやり考えていました。ウガンダの場合は、急速な人口増加によって、高いGDP成長率も一人当たりに直すと相殺されてしまっているのですが...。


それにしても、綱引きとかリレーとか何年ぶりでしょう。見学のつもりが、体調不良で欠席された大使館の職員さんの代理としてどんどん参加させられる羽目に。そして最後にリンボーダンスってどうなんだ...。ちなみに、これはまったくダメ。背骨を折ってから、体を後ろに反るのが難しくなりました。まだちょっと怖いのもあるけど、筋肉を鍛えなさいと言われているし、帰ったらジムに行かねば...。


仕事のほうは、例のNEMAのDeputy Director(副所長)さんが出来る人なので、その人に指示を仰いでいるうちに、やることが増えてきました。ていうかこの方、オゾン層保護も担当してて、実は、同じ締約国会議とか出てたのでした。やっぱり狭い世界です。NEMAは、組織の維持自体を世銀が一部援助していて、給料が他の省庁に比べて3倍程度良いのだそうです。そのためもあるのではないかと思いますが、私の周りの職員さんはよく働いています。まあ、そうは言ってもウガンダ時間はのんびりですが。ただ、汚職、Capacity不足、Educationの遅れ、Institutionの弱さ、Leadership不在など、学校で慣れ聞いたアフリカの政府に対する問題点がそのまま当てはまる、という感じではありません。政治とか他の省庁の様子はまだよく分かりませんが、少しずつ見ていければなぁと思います。


私がアフリカにどうしても来たかったのは、アフリカが最も開発が遅れた理由として、上記のような要因がよく聞かれますが(あと植民地政策の弊害とか紛争とか風土病とかもあり)、それは程度の差こそあれ、どこの地域でもあること。なぜアフリカが際立って開発の波から遅れたのかのワケを自分の目で見たかったからです。オゾン層保護担当時代、projectのimplementationが難しくdelayやcancellationも普通だったアフリカ、一体何が起こっているんだ、と思っていました。


もちろん今回の滞在だけでそれが分かるとは思っていませんし、それは一生かけて考えることかもしれません。ただ、アフリカという土地と開発の現状をもう少しリアルに感じられるようになれればいいなぁと思います。

*1:最新の文献によれば現在No.3だそうです