ウガンダ通信2

ええと、NEMAでのインターネットのあまりの遅さと諸事情(毎日6時になるとビルの施錠をするお兄さんに急かされ追い出される)により、なかなかブログの更新が出来ませんでした。しかし、昨日から、高速インターネット環境(ウガンダ従来比)を備えるお家に移ったので、こうして晴れて更新できております。というのも、SIPAの先輩で、現在、在ウガンダ大(使館)勤務の方にこちらで大変良くしていただいているのですが、彼女が夏休みで日本に帰国している3週間の間、なんと親切にも家を御提供いただいたのです。家賃は浮くし、住まいは超高級邸宅(とにー従来比)だし、ありがたいやら恐縮するやらで、一人なのに、なんとなく部屋の端のほうに申し訳なさそうにいるとにーです。


さて、ウガンダってどんなところか想像がつかんというメールを幾つもいただきましたので、ウガンダ生活の様子を書いておきたいと思います。まず、首都カンパラは、ビルも立ち並ぶ結構な都会です。といって写真を見せたいところですが、すみません、まだちゃんと撮ってません。交通渋滞とクラクションの喧騒と、砂埃と排気ガスの煙たさは途上国にある程度共通でしょうか。ちなみに、NEMAの私の部屋の窓から見た風景はこんな感じです。


ちなみに、巣で羽を休めているのはは禿げたコウノトリ、その名もハゲコウくんです。小型〜中型犬ぐらいの大きさがあって、これが街の至るところをのしのし歩いているのを最初に見たときはびびりました。


次にウガンダ人ですが、彼らの肌の色は、真っ黒という訳ではなくて、多少明るめです。さらに、出身地によって、あるいは血筋によって肌の色が多少違います。


また、彼らは結構平面的な顔で丸い鼻をしているので、親しみやすい感じになります(たぶん、眉のところが前方に突き出していると結構怖い面持ちになる)。丸いお鼻の代表、私のSupervisorでNEMAのDeputy Executive Directorさん。


ウガンダの人々は綺麗好きと言われているとおり、砂埃にまみれるにもかかわらず皆身なりは綺麗にしていて、カンパラの人達は皆スーツ姿(バンコク比。暑いし誰もスーツ着てない)なのには最初感心しました。女性の民族衣装は肩のところがふわっと突き出していて、腰に日本の帯のようなものを巻いたりします(日本と違って前で結ぶ)。特別な日だけでなく結構普段から着ているようで、色とりどりの民族衣装は目を楽しませてくれます。


次に食べ物ですが、彼らの主食はマトケと呼ばれる青い(甘くない)バナナの蒸かしたもの、じゃがいもを蒸かしたもの、さつまいもを蒸かしたもの、かぼちゃを蒸かしたもの、御飯、とうもろこしの粉を練ったもの、といった感じで炭水化物天国です。これらの組み合わせを大量に盛った皿に、鳥かヤギか牛か魚か豆の煮込んだもの(シチューかカレーと呼ばれる)をかけて食べます。主食が8におかずが2という感じで、食べ終わる頃にはおなかがぱんぱんになります。毎日これの繰り返しで、基本的にバラエティは乏しいです。でも、サツマイモもカボチャもとっても甘くって、野菜がおいしい!という感じで、私は結構好きです。カンパラにいると、インド、イタリアン、中華、韓国、日本料理と、1-2軒ずつですが一通りは食べれるし(地元の人からすると高級店でおいしい)、アフリカの中では食事事情は恵まれているほうかもしれません。


最後にウガンダ中央部の伝統的なダンス。腰にふさふさした毛飾りをつけて、高速で小刻みに激しく振ります。写真は、踊りながらゲストの男の人達を挑発している様子。これをされると男性陣は皆、チップを払わずにはいられません(笑)。