バンクーバーへ搬送

その後、そのままバンクーバーの病院へ搬送。到着したのは夜の9時頃だったでしょうか。そこから12時頃に部屋に運ばれるまで、実に3時間も放置されてました…。救急病棟みたいな場所でストレッチャーの上に寝かせられていたら別の医療通訳の方が来て、日本語で話かけてこられました。その方は非常に良い方で、いろいろ親切に気を回していただいたのですが、看護婦が忙しすぎるのかほとんど来ないとかで、寒いし、痛いし、トイレにも行きたくなってくるしで、結構辛い時間でした。


しかし、ここで書いておきたいのは、その時の不思議な感覚。その放置されている状態と、医療通訳のおばさんとの会話の内容に対して、「ああ、この状況、前から知ってる」という非常に強いデジャブ感があったんです。おばさんとの会話のやり取りも、その時の様子も、おばさんの顔でさえ「ああ、知ってる知ってる」と妙にリアルに感じていて(「昔経験した」というよりは、「知ってる」という感覚に近い)、あれはなんだったんだろうなぁ。不思議な経験をしました。


そんなこんなでようやく病室に運ばれて、長い一日が終了したのでした。