授業初日というのに…

今日はSIPAでの授業初日です。朝はちょっと緊張して出かけました。
しかし、授業の印象を凌駕する出来事が!


自転車を盗まれました。あのお気に入りの自転車を。しかも大学構内で。大学に乗っていったのは今日が初めてだったので、その初日に。


朝、自転車を止めるための柵に、ロックをかけて止めていたのですが、夕方の18時に戻ったときには消えていました。
授業初日に早速盗難に遭うとは、なんつーテンションの下がる…。しくしく。
確かに周りの自転車と比べても一際綺麗でしたし、鍵も甘かったのかもしれません。


友人は、デリの入り口に「学生寮で盗まれたパソコンを見つけた人には何も聞かず1,000ドル払う」という被害者の必死の思いが伝わる貼り紙を見たと言っていたし、ひどい話じゃ…。


安心と安全は金で買う街NY、不快な思いをしないためにも自衛に励めという教訓にします(涙)。


今日の夜は、DCでのインターンの際に知り合った、UCサンディエゴのScripps海洋研究所*1で古気候学のPhDをしつつ、世銀で短期コンサルタントとして働いておられる方と、その友人でプリンストン大のPhDで同じく古気候学を研究されている方と夕御飯を御一緒しました。


Scrippsの彼は、PhD取得後、国際機関での就職を希望していて、今回の訪NYもその情報収集のため(オゾン時代のUNDPの同僚を紹介しました)で、また一方のプリンストン大の彼は、PhD取得後、青年海外協力隊で、途上国での科学教育(理科の先生)をやりたいとおっしゃっていて、有名大学のPhDの肩書きに拘ることなく、また国際機関や青年海外協力隊に対する批判の多さを知ってもなお、新しいフィールドに飛び込んでいく潔さに刺激をいただきました。


彼らに言わせると、日本の常識から既に外れている現在において、こうした選択は別に大きな決断ではないということで、インターンの際に職員に対して感じた印象を思い出して納得なのでした。

*1:多分一部の人にしか伝わらないけど著名な研究所です。フロンによるオゾン層破壊でノーベル賞を取った研究者の2人もここの所属です。