国連の職場紹介

DCでのインターン生活ももう半分が過ぎました(早い)。


今日は職場の様子をご紹介しましょう。
UNEPの北米地域事務所(RONA)は、とても小さな事務所です。
素材の全てにこだわったエコオフィスとして誇るオフィスは、まだ新しく綺麗で、個室もひろびろ、毎日5時を過ぎると清掃サービスがやってきて、どこかの役所とは大違いです。


スタッフは、正職員が5人、コンサルタントが2人、アシスタントが1人、業務内容が少し異なるGEF関係のスタッフが3人と、私が来たときにはインターンが2人いて、それで全部です。かつ、みんなが夏休みや出張でどんどん抜けていくので、実質的な常駐人数は更に少なくなります。インターンも今週で2人とも帰ってしまいました。
今日の午後などは、私と職員もう1名の2名しかいない状態に!
当然(?)仕事をする気にならず、2人でのんびり長い昼食を取っていました。


ヨーロッパで夏にインターンをすると、欧州勢は長いバカンスでおらず、職場にいるのはインターンと日本人など数名の職員のみという話を聞いたことがありましたが、今はそういう時期なんですねぇ。職員から聞いたことには、国連職員は民間と比べて特別給料が良い訳ではない(先進国比)けれど、休暇などの制度は充実していると言っていました(まあ、それを言っていた彼はアンダーセンから国連に転職したので、当然っちゃー当然)。


こちらに来て驚いたことの一つは、5時になるとみんな早々に帰っていくこと(ちなみに始業は9時)。6時まで残っていようものなら、照明の落ちた職場にぽつんと一人、という状態になってしまいます。まあ、今が夏の閑散期だから、ということだそうですが…(当然波がある)。

普段夜中の12時まで仕事をしているのは当たり前なことと、大学の学部時代にはテニスしかしていなかった(お父さんお母さんごめんなさい)という私の生活は、どちらも彼らに言わせればunbelievableなようです。

なお、アメリカに来ていろんな人が言うこととして(真偽は未確認)、アメリカ人はお金とキャリア志向が強く、労働時間が長いというのが一般的な評価のようです。なので、民間会社はまた状況が違うのでしょう。


不思議なもので、みんなが一斉に帰って一人になってしまうと、6時、7時でもすごく遅い気がして、もう帰らなきゃという気になります(結局家で仕事はしてるけど)。週末も仕事をしようと思っていたのですが、職場の人から「そんなことよりDCを満喫しろ」と仕事の充実と人生の楽しみを両立することの重要性をこんこんと説かれ、考えを改めて遊びに行く気になってきました。


自他ともに認める仕事人間な私ですが、アメリカにいる間に、日本での働き方を見直す機会になりそうです。その上でどういう働き方を選択したいと思うかは、まだ分かりません。