日銀の役割

役所にいながらお恥ずかしい話ですが、昔から、日本銀行というのは何をしているところか分かりませんでした。
日銀総裁をはじめとする幹部たちはとっても偉い感じで扱われているけれど、あの人たちは日々何をしているのか。
1.紙幣を印刷している(ちなみに通貨は政府(財務省)が発行)
2.銀行や政府にお金を貸している
3.お金の市中流通量を調整している


この3というのがいまいちよく分からないのですな。しかし、これこそが彼らの「偉い感じ」の源だと思うわけでして。
(1や2だって「唯一」という意味では特別ですが、それは単に外から与えられた権利であって、例えば郵便切手を印刷しているからといって旧郵政公社が崇められているわけではありません)


そんな私でしたが、金融・財政政策の意義を根気良く説いてくれる経済の授業のおかげで、徐々にほふく前進する日々です。
実際、最初にMonetary marketを授業で扱ったときには意味が分からず、先生に分かっていないっぷりを質問でアピールしたところ、次の日から「昨日Junkoの質問にあったように…」というフレーズを連発しつつ、随分噛み砕いて教えてくれるようになりました(汗)。


これまでの授業では古典派経済学を扱っていたため、連邦政府やthe Fed連邦準備銀行=日本でいう日銀)のやることは市場経済を歪めるばかりで、「連邦政府は余計なことするな」「the Fedをぶっつぶせ」という状態だった(実際に先生がそう表現していた)のですが、ここにきてケインズ経済学を扱うようになり、ようやく政府や日銀の役割が日の目を見てきました。


と、ここまで書いておきながら、まだまだ理解が足りないのと時間がなくなってしまったので、続きは明日。。?


ちなみに、今受けているマクロ経済の授業の教科書はこれです。
http://www.amazon.com/gp/product/0321199634/sr=8-5/qid=1154410340/ref=pd_bbs_5/102-3811214-3131300?ie=UTF8


著者の一人であるBen S. Bernakeって、今の連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)の議長(グリーンスパン前議長の後任)だったのですねえ。。今頃気付いてしまいました。