真夜中の映画館

UNEPの友人から連絡が来ず、今回は会うのはムリかぁ、ちえーと思っていたところ、夕御飯を食べ終わって携帯を見るとたくさんの不在メッセージが!
どうも、問題は私のほうにあって、着信に気づいていなかったようです。ごめん、ごめんよ。。
彼から連絡が来るかもと思って、一日中携帯を気にかけながら生活していたのに気づかないなんて、我ながら使えない。。


で、折り返して電話してみたところ、今から映画に行くんだとのこと。
「こんな遅くから映画に行くの?」
「うん、温暖化を扱った優れた映画なんだよ。」
「それはAn inconvenient Truthでは!?」


なんという偶然。なぜならそれは、先日の国連フォーラム勉強会で出会ったUNDPの方が強く勧めておられて、近いうちに観に行こうと思っていた映画だったんです。
友人にも会えて、観たかった映画も観れるなんて、こんな機会をみすみす逃すわけには、ということで、映画館の場所と時間だけ聞いて、ダッシュで家を飛び出しました。
しかし、映画館に辿り着いたものの、彼ら夫婦の姿は見えず。きょろきょろと明らかに挙動不審な私をいぶかしむ店員さんに、おそるおそる
「あのー、インド人見なかった。。?」
「ああ、来たよ!さっき入ってきて、すぐ通りに出て行った。」


おお、インド人が分かりやすい風貌であることに感謝。
彼らは私を探して大通りまで出てくれていて、無事再会。一緒にポップコーンを食いつつ映画を観ることが出来ました。


An inconvenient truthという映画は、地球温暖化の危機について、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏がこれまでに行ってきたスピーチをドキュメンタリー風にまとめたものです。
http://www.climatecrisis.net/


内容は、環境の知識が多少ある方には馴染みの深いものも多くありますが、CGとデータ、写真を駆使した彼のプレゼンは秀逸。
彼がパソコンを操作する手つきからは、とてもあのプレゼン資料を自身で作ったとは思えませんが、アニメと科学的データが入り混じる構成が新鮮でした。構成はきっと本人も考えるんだろうし、すごいなー。


選挙キャンペーンかというような政治色の強さが出る、印象的な言葉はこれ。
"Political will is a renewable resource."

確かにそうなんですけど。。


まあでもなにより、友人に会えてよかった。明日までの宿題はまだまったく手付かずだけど、それはいいのだ。