脳内活性

この週末は、ワシントンDCにお出かけしていました。目的は、現在幹事をやっている国連フォーラムと、その兄貴分でもあるワシントンDC開発フォーラムの合同ハッピーアワー(オフ会)に参加するためで、土曜の朝にバスでDCに向かい(約4時間)、昼から会に出て、次の日の朝にバスでNYに舞い戻るという強行日程。でも、現在DCでインターン中のSIPAの友人や、DCで勤務する役所の先輩にもお会いすることができました。




合同ハッピーアワーは、50名近い方がNYとDC近辺から集まる盛況ぶりで大変楽しかったのですが、それ以上に、私にとってのDC滞在で心に残ったのは、役所の先輩との会話でした。会のあと、先輩宅へ寄せていただいて、お互いの将来のことについて深夜を回っても留まることなく話し続け、相手のいろんな言葉に反応して、堰を切るようにどんどん思考が溢れ、散らばっていたピースが徐々に形を成していくようなあの感覚、久しぶりでしたね。


もともと自分一人で考えるよりも、誰かと話しながらのほうが頭が整理されることが多いのですが、ああ、そのために必要なのはこの手の会話なんだな、ということを改めて実感しました。それは誰とでも出来ることではなく、まあ、バックグラウンドを共有してるほうが立脚点が似てるので話が早いというのはもちろんありますが、あれはなんでしょうね、お互い目指す方向は異なっても、ともに志を携えた同志だという意識が根底にあるからなんでしょうか。


日本にいた頃は、そんな風に脳内を活性化させながら話が出来るヒトが周りに結構いて、それが、私の成長と心の安定を支えてくれていたような気がします。NYに来てから、毎日を忙しくしているうちに、また、周りの友人も忙しそうで遠慮しているうちに、そうした機会が減っていました。そしてその事実にも気づいてなかった。将来のこととか、NYでもよく友人と話してるけど、あの触媒効果的な話し方とはちょっと違うんですね。


思えば、ウガンダから帰ってきて、思うところがいっぱいあって、でもなかなか自分の中で整理できなくて、いわば供給過多・出力不良の消化不良な状態がずっと続いていて、それでここのところ結構いらいらしていたのでした。このブログに書くことで整理するということも、なかなか時間が見つけられずにいましたし。そういったもやもやが今回整理された、という訳では決してないのですが、ああ、こういう頭のexerciseを何回かやればいいんだなぁと思っただけでも収穫でした。


毎日忙しく過ごすのもいいけど、残りの留学生活、真剣にそういう時間も確保していかないといけないなぁと思ったのでした。そんなわけで、私の脳を活性化させてくれる皆さん、NYに遊びに来てくださいね(笑)。って、そんなオチか。