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昨日の夜中にNYに戻ってきました。飛行時間25時間、経由地3箇所、ドバイ空港の乗り換えで待つこと8時間、JFK空港のイミグレ等で手間取り(別室に連れていかれた)空港から家に辿り着くのに4時間、とにかく長かった...。


そして、家に着くまでが遠足、でもなかった。まず、携帯が使えなくなっていることに気づく。次に、私の不在中、部屋を若いアメリカ人の女の子に又貸し(sublet)していたのですが、家に帰ってみると部屋がたいそう汚い。subletをするため、私の荷物は全てダンボールに入れて押入れにしまっていたので、スーツケースのみならずそれらの荷物を開封しないことには寝るシーツさえもない。到着早々、あらゆる拭き掃除と大量の荷解きをすることに。ふー...。


それにしても、インターネットは恐ろしく早いし、お湯は恒常的に出るし、電気は止まらないし、夕御飯の値段は1万シルじゃなくて10ドルだし、NYすげー。あの埃まみれのNYの車でさえ、ウガンダのあとでは輝いて見える。郵便受けには郵便物が溢れ、そのほとんど全ては支払いの請求書で、相手方が払うべきときには恐ろしく手間がかかるくせに、こちらが払うべきときの取立てはすさまじく、さらにはいわれのない請求までされ、スタバに行けば腹の膨れる甘いドーナツで溢れているのも、相変わらず(そう言いながら買っている自分)。


そんなわけで、人生最長の、地球一周の夏休みももう終わりです。タイもウガンダも本当に楽しく、たくさんの心温まる思い出とともに、多くの愛すべき人たちに出会い、ウガンダで空港に向かうときには、何ともいえず名残惜しく淋しい気持ちになりました。


そして、これらの地で、短い期間にも関わらず私の仕事に感謝をし、頼ってくれた人達がいたことは、どんな場所でどんな機関であれ、それなりに暮らし、働いていけると思える、大きな自信を私に与えてくれました。もちろん、バンコクカンパラも都会で快適な暮らしをしていたわけで、「どんな場所でも」なんて嘘だし、政府と国際機関しか見てないわけで、「どんな機関でも」なんてもっと大嘘な訳ですが、それでも、今まで職場といえば日本の政府しか経験したことのなかった自分にとって、他の場所でもある程度やっていけて、なにかしらの仕事ができる、と(少なくとも)思えたことは大きな収穫で、代えがたい経験でした。まあ、そうはいっても民間は私にとってまだ全く未知の世界なので、コンプレックス?が大きくなる前に、それも一度見れればと思いますが...。


ウガンダ、またいつか行きたいですね。情に薄い自分にもそんな風に思える土地が出来たのは嬉しいことです。