徒労

2月の末に、入院費用の請求のために保険会社に送った病院からの請求書と領収書のオリジナル一式を全てなくされた。郵送時に紛失したくなかったので、わざわざtracking & confirming serviceも付けて送ったのに、届いていないという。Tracking systemでは、確かに届けたことになっていると言ってみせても、受け取ってないものは受け取ってないと。


2月末の、Japan Tripの準備と中間試験の勉強で死にそうだった時期に、必死の思いで送ったのに。tracking serviceをつけるべく、徹夜明けの中、郵便局で40分以上並んだのに。今だって期末試験の準備をかなり犠牲にして、わざわざ学校まで行ってFAXでコピーを再送付してきたし。


やられた。本当に、がっかりとかがっくりを通り越して徒労感。ていうか発狂しそう。友人風に言えば鼻血出そう。2ヶ月間まるでムダに待ってたということか。今まで確認しなかったのも悪いといわれればそれまでだが、3月はTripでそれどころではなかった。むなしい。


この国の公共サービスはなんでこうなんだ。自分で手渡す以外に確実に届ける術はないのか。最近、郵便物がキライだ。払ったはずの公共料金の請求書とか、いわれのない通告とか、とにかくがっかりさせる、かつ面倒なストレスを運んでくるからだ。おかげで最近は役所から来る郵便物ですら開封してない←それは別の問題。さっきだって、カナダから、救急飛行機でNYに帰ったときのバンクーバーのホテル→空港間の救急車代を払えという請求が来た(全て救急輸送サービスに込みのはず)。もー、やっとられん。


おまけに、さっき大学のコピーセンターで頼んだFAXなんて、1ページにつき1ドルも取られた(さらに最初のページは1.5ドル)。え、FAXって電話と同じですよね?なおかつ紙も特に送り側は消費してませんよね?なんでそんなに高いのか意味分からん。多分私が知らないだけで、FAXを送るもっと良い方法があったのだろうけど、今日は何をしてもダメな気分だったのでもういい。「バカだなぁ、そんなとこで送るからだよ」というつっこみは、あとで機嫌が良さそうなときにこっそり教えてください。


そこで私が思うのは、日本に帰りたい、とか言うことではなくて、この国はこんなにずさんなインフラの上でもここまで発展してきたということだ。ヨーロッパだって年の1/4はバカンスで休んでるし(偏見)、南欧なんて昼間の2-3時間はシエスタで寝てるし(さらに偏見)、それなのに日本のGDPGDPが指標として適切かという議論はさておき)と比べて大差ないことを考えると、日本はよっぽど効率が悪いか、やり方がどこか間違っているんじゃないかと思ってしまう。


いや、SIPAのクラスメートのアメリカ人たちの事務処理能力は決して低くない。むしろ高いほうだと思う。会社の中でも、しめるべきところ(高給でやる仕事)とそうでないところ(低い給料とそれに比した責任)を明確に分けているということだろうか。いや、それにしたって、顧客サービス大事だろ?


で、いま保険会社から電話がかかってきて、FAXはカバーページしか届いていないと言われた。本当に発狂しそう!