入院3日目
今日はようやく痛みは引いてきたものの、今度は訪問者で忙しい日に。
入院した病院では、一人の患者に何人ものサポートスタッフが付きます。私を看てくれたのは以下の人々。
- 主治医:例の韓国人イケメン俳優。忙しくてほとんど顔を出さない。しかし退院日などの重要な決定権限は彼にあるため、捕まえて話をする時間を取ってもらうのに必死。
- アシスタントドクター:一度顔を見せた程度。
- 看護婦:昼夜交代制。皆個性があっておもしろい。いい人たちではあるのだが、忙しいのかナースコールを呼んでもなかなか来ない。ほんとにやばいときにどうするんだろうと不安を感じさせる。夜中には、様々な病室から電子音が鳴り響き、ちょっとシュールな状態となる。
- orthotist:braceと呼ばれる固定器(コルセットみたいなもの。大リーガー養成ギブスと命名)の調整や付け方の指導をする。braceは就寝時以外は常時、2ヶ月ほど着用しなければならないとのこと。
- physiotherapist:リハビリ指導。braceをつけての起き上がり方や歩行訓練などを助けてくれる。
- ○○therapist(忘れた):日常動作の指導をしてくれる。ほとんど教えてもらった記憶はない。
- social worker:医療費の支払いや保険のことなどで相談に乗ってくれる。彼女に非常に助けられた。
- 会計:入院費用の支払い担当
- カウンセラー:一度やってきて、気分はどう?と聞かれてとりとめのない話をして終了。
そのほか、食事を出したり、部屋の掃除をしたり、体を拭いてくれる方ももちろんいます。これらの人々が代わる代わるやってきては話しかけてくるので、おちおち休養していられないのです。
これだけ人件費かけてりゃ仕方ないのかもしれませんが、当病院の入院費用は一泊2,800カナダドル*1!どんな高級スイートだよ。
午後に会計担当の方が来て請求書を見せてくれたときには、正直しょげました。このときは保険でどれだけ払ってもらえるのかも分からなかったし。くすんくすん。
その上、主治医に、飛行機に乗るのは2-3週間ムリと言われ、うーん、学校始まっちゃうよーと悲しんでいたところ、親からの電話で保険が効くことが分かり、また、social workerの方にコロンビア大学の保険で救急飛行機(air ambulance)で帰れるわよ、と言われたときは、彼女に後光が差しているのが見えました。元気なときには疎かにしがちな保険、大事ですね...。てか、こちらの医療制度は、保険料を払うお金のないものは死ねということですかね。もちろん、国民には、いろいろとソーシャルネットがあるのでしょうが。お金と生存確率が比例する社会、日本もこうなっていくのでしょうか。
*1:カナダ非在住者の場合